【保存版】エンジニアなら覚えておきたいGoogle Apps Script(GAS)の使い方と活用例

こんにちは。フロントエンドエンジニアの田中です。
普段はHTML/CSS、jQuery、WordPressを中心に開発しているのですが、ここ1〜2年で仕事の効率を爆上げしてくれたのがGoogle Apps Script(GAS)です。
スプレッドシート、フォーム、Gmail、カレンダーなど… Googleのサービスを自由に自動化できるこのGAS、「使えたら便利そう」と思って放置してる人、けっこういませんか?
今回は「GASって何ができるの?」「どう始めればいいの?」という方に向けて、実務で役立った具体例と一緒にご紹介します。
✅ Google Apps Script(GAS)って何?
GASは、Googleが提供するJavaScriptベースのクラウドスクリプト環境です。
- スプレッドシートを自動更新
- フォームの回答を通知・整形して保存
- Gmailを条件付きで自動返信
- カレンダーをAPIで自動登録
function sendAutoReply() {
const threads = GmailApp.search('label:inbox is:unread');
threads.forEach(thread => {
const msg = thread.getMessages()[0];
thread.reply("ありがとうございます。近日中にご返信いたします。");
});
}
↑この数行で、未読メールに自動返信もできてしまいます。
✅ 僕がGASでやって助かった実例3選
- お問い合わせフォーム → スプレッドシート自動保存
Zapier経由でGASに連携し、フォームデータを自動保存+Slack通知。 - 見積・請求書をボタン1つでPDF化+メール送信
スプレッドシート→PDF→Gmail添付送信で請求業務が30秒に。 - 在庫チェック → 毎朝通知
API経由で取得したデータを毎朝7時に処理&条件付き通知。
✅ GASが優れている3つの理由
特徴 | メリット |
---|---|
無料で使える | GoogleアカウントだけでOK |
JavaScriptベース | 習得しやすく読みやすい |
Webアプリとして公開可 | API化やWebhook受信も可能 |
⚠ 最初にハマりやすいポイント
Logger.log()
を使う(console.logは動かない)- 保存後はトリガーを必ず設定すること
- 初回実行時の承認ダイアログに注意
✅ まとめ:GASは“中級者の武器”になる
GASは「プログラミングできる人」が日々の業務を自動化するために使うと本領を発揮します。
WordPressやフロント技術と組み合わせれば、バックエンド業務まで自動化できるため、 「ひとり情シス」やフリーランスのエンジニアにとっては強力な味方です。